mission私たちが目指すもの

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『予防的概念』に基づいた歯科医療の実現


昨今、「予防歯科医療」という言葉が注目を集めています。

歯科医院の役割もここ数年で大きな転換期を迎えており、目の前の病気を治す「対処療法」から、そもそも健康であり続けるための「原因療法」へと私たちのフィールドが移り変わりつつあります。


予防歯科は、難しい。
だからこそ圧倒的な差が生まれる。

当院は開院当初から「予防歯科」を医院のコンセプトに掲げ、これまで10年以上を費やして「予防歯科医療とは何か」「どうしたら実現可能か?」ということを学び続けてきました。

予防歯科医療の大家である熊谷先生に従事し、スウェーデンのマルメ大学にも何度も足を運び、予防歯科とは何たるか、試行錯誤を繰り返し続けてきました。

そんな私たちだから、はっきり言えることがあります。

「予防歯科」を実現することは、決して簡単なことではありません。

本質に近づくほど、仕組みやマニュアルだけでカバーできるような「誰がやってもマネできる」ものではないからです。

これからの時代必須となる「予防歯科」に対応するために、私たちが大切にしていることがあります。

「予防」を理想で終わらせない。

予防歯科医療が「絵にかいた餅」に終わることは少なくありません。壮大な理想を掲げたものの、実際には実現できない、モチベーションが続かない、という状態です。

その理由は「対処療法と原因療法の違い」にあります。

原因療法は、患者様の”見えないリスク”にアプローチするものであって、基本的に「変わっていない(健康が維持できている)」状態が理想と言えます。ただしこれは、患者様にとっては効果を実感しづらく、モチベーションが維持しづらいという面を持ちます。

一方、対処療法はどうでしょうか。痛み止めをもらって痛みが和らいだり、虫歯を削って白い詰め物が入ったり、たとえ病気の原因が解消できてなかったとしても、ビフォーアフターがはっきり実感できるためほとんどの患者様は「良くなった!」と感じることでしょう。

このジレンマから抜け出さなければ、永遠に原因療法を実現することは不可能でしょう。

それにはまず、従来の歯科診療のスタンダードだった「一方的に治療を行うスタイル」から脱却しなければなりません。

患者様と一緒に、予防の価値・健康の価値といった「哲学」や「医療の本質」から共有していく過程が必要になるということです。

「予防歯科医療」は、ともすると医院の「理想」を患者様に押し付ける形になりかねません。価値が伝わらなければ患者様は医院を離れ、また従来の対処療法に戻っていくことになってしまいます。

私たちは「予防歯科医療」を単なる理想に終わらせないために、価値を相手に届けること、さらに、患者様から認められ、求められることを本当のゴールだと考えています。

予防歯科医療を実現する
3つの柱

1.「歯周病学会認定歯科衛生士」を中心とした予防モデルの確立

歯科医療において予防の要を担うのは「歯科衛生士」です。当院では、開院当初より「なみき通り歯科の主役は歯科衛生士である」と位置づけています。

これまで国内外を問わず様々な学会・セミナーをともに受講し、予防医療についての哲学を共有してきました。

現在では、日本歯周病学会認定歯科衛生士(愛知県内でたった0.6%)のライセンスを持つ4名を筆頭に、全15名のDHが在籍しています。彼女たちの存在がなければ、当院の予防歯科医療を実現することはできません。

なお、当院の院長もまた日本歯周病学会の「専門医」のライセンスを取得しています。

当院では歯科医師・歯科衛生士が同じ方向を目指し、予防歯科医療の実現に向けて取り組んでいます。

2.他職種連携によるテーラーメイド医療の推進

今日の予防歯科医療の領域は従来の枠組みに留まりません。疾病のリスクをコントロールにあたり、他職種との連携が必須の課題となります。

当院では、院内・院外の様々な専門家(医師・看護師・管理栄養士・ケアマネジャー等)との連携体制が整っています。

口腔内のデータ+患者固有のリスク(生活背景・年齢・環境・全身疾患などの時系列ごとの変化)という三次元的な分析が可能となり、患者様ごとの治療や予防計画を立案する「テーラーメイド医療」を実現しています。

3.MTMを基盤とした歯科医療の展開

当院の診療はメディカルトリートメントモデル(MTM)に基づいています。MTMとは、全ての患者様に対して規格化された資料採得(口腔内写真・レントゲン等)とリスク評価を行い、表面的な現状のみではなく「なぜ病変が生じてしまったのか」を評価し、「繰り返さないためにどうすればよいか」を提案し、リスクをコントロールした状態で、必要であれば治療介入する、という一連の流れを指します。

すなわちMTMとは患者様の「過去」を考え「今」を評価し、「未来」へ繋げる治療です。

私たちは日本におけるMTMの第一人者である熊谷Dr(山形県/日吉歯科診療所)からMTMの本質を学び、Oral Physician(オーラルフィジシャン)育成セミナーを修了しています。

当院はこれまで培ったMTMを基盤に、患者様の過去から未来を紐解き、疾病やリスクを「点ではなく線」で捉えることを大事にしています。